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先日、いつも行くサウナでの会話で、
「実家が空き家で手入れが大変なの」という話になりました。
そこにいたほとんどの人が実家には住んでおらず、
同じように実家が空き家になっているということでした。
その多さにも驚いたのですが、
空き家の管理の大変さを愚痴る人が多いことにもびっくり。
とにかく雑草がすごいこと、見た目の老朽化が早いこと、
そのことで防犯も心配だということでした。
まだそれだけならいいですが、
家が朽ちて崩れるようなことになったら、
ご近所迷惑になってしまいます。
確かに自分の育った実家が空き家になったら、
たまにしか帰省できないと同じようになるだろう、
そう考えたらすごく心配になってきたんです。
ではなぜ空き家は朽ちるのが早いのでしょうか?
少し調べてみました。
大きな理由はメンテナンスができないことですが、
空気の入れ替えができないことで家が傷むことが理由です。
締め切った家は湿気がたまりやすくなり、
カビなどが繁殖したり木が腐りやすくなるんですね。
空き家の窓を開けっ放しで換気するのはあり?
換気できないことが原因だとしたら、空き家で開けられる窓があれば、
ずっと開けっ放しにするのはありなのか?とか、色々とシュミレーションしてみたんです。
これはわかりますよね?
もちろんNOです。
開けっ放しにするとしても風の流れをつくらないといけないので、
対角線上の2箇所の窓を開けておく必要があります。
主人の実家はすでに空き家なので、
どこの窓が開けられるかと考えると2箇所は難しいかな~という感じです。
防犯の観点からみてもダメな方法だとわかります。
空き家を放置すると起こるトラブル
冒頭でも少し触れましたが、
空き家を放置することで起こるトラブルはたくさんあります。
- 雑草が生い茂る
- 空き巣に狙われる
- 台風や強風で瓦などが飛ぶ
- 庭などに不法投棄される
- 動物などが住み着く
ちょっと考えただけでもこれだけ出てきました。
実はこれ主人の実家で全てあったことです。
トラブルの詳細と対策をまとめてみました。
雑草が生い茂る
地味に大変なのが雑草です。
庭はもちろんですが周辺も雑草だらけになり、
見るからに空き家ってわかるほどでした。
田舎なので敷地が広いので手入れが大変で、
特に春から秋にかけては泊りがけで帰っては草刈り作業をしています。
ですがもう手に負えなくなってきたので、
広い部分は地元にシルバー人材センターにお願いして、
定期的に草刈りしてもらうようにしています。
また、雑草ではありませんが、
庭に植えている木々の剪定も必須です。
放置してると落ち葉が大変なことになります。(汗)
これは毎年1回はやったほうがいいです。
お金はかかりますがこれも専門業者におまかせしています。
空き巣に狙われる
空き家だとわかると空き巣に狙われます。
主人の実家は納屋があるのですが、
その中に農機具などがあったのですが鍵がついていませんでした。
義父がいる頃は近所の人が勝手に入って、
荷物を預けたりしていたようです。
それもちょっとどうかと思うので鍵をつけ、
センサー付きのLED照明と防犯カメラを設置しました。
台風や強風で瓦などが飛ぶ
家にいないので例え台風などで瓦が飛んだとしても、
よほどのことがない限り近所の人は連絡してこないでしょう。
しかもご近所さんは昔ながらの人ではありません。
代替わりして土地が売られ、
若い人がそこに家を建てて住んでいるので知らない人ばかりなんですよね。
実際、先日台風の次の日に帰ってみると、
新しく家が建った側の窓に立て掛けていたすだれ(よしず?)が外れて、
塀の一部が壊れてたりしたんですがそのままになっていました。
顔なじみのご近所さんなら連絡してくれたかもしれませんが、
全く知らない人なのでこれも仕方ありません。
取り急ぎ飛びそうなすだれなどは片付けました。(汗)
庭などに不法投棄される
まだ義父が家にいる頃にも一度あったようですが、
裏庭に産業廃棄物などを不法投棄されたことがあるそうです。
さらに今年は裏庭に不法侵入されて、
地面が荒されていたという事件がありました。
当然、警察に通報して来てもらったのですが、
「私有地かどうかわからないと言われたらそれまで」と言われました。
自己防衛しないといけないということです。
なので進入路に入れないようにバリケードを設置しました。
動物などが住み着く
人の気配がしないと野良犬や野良猫などが庭に入って、
寝床にすることがあるようです。
先日帰った時にも野良犬がウロウロしていたので、
ちょっと心配になったのですが、
こちらはまだ対処できていないのが現状です。
空き家の管理サービスを利用
結局、どうしても空き家ということは変えられないので、
何かあった時は泣き寝入りするしかないのかも…と思いました。
主人はそれがイヤだったらしく、
現在はホームセキュリティーを入れています。
ホームセキュリティーは家の中などに、
センサーとセキュリティーシステムを入れて、
何か異常があったら駆けつけてくれるというものです。
私達がすぐに駆けつけられない距離に住んでいるので、
「安心」のためにつけたと言ってもいいでしょう。
少しお金はかかるのですが気持ちは楽になりました。
つけてすぐの頃に警報が鳴って夜中に電話があったりしましたが、
センサーの位置を変えたら鳴らなくなったようなので、
おそらく家ネズミだろうということでした。
まとめ
今回は我が家の例をお話しましたが、
空き家対策って本当に大変です。
ちょっと放置するとすぐに雑草だらけになるし、
空気の入れ替えをしないと朽ちるのも早いとのこと。
なるべく帰省して空気の入れ替えをすると同時に、
防犯対策もしっかりしないといけないですね。
我が家の場合は今回書いたことを、
2年くらいかけて実行しました。
お金がかかることなので大変ですが、
一度朽ちてしまうともっと大変だと思ったからです。
家って人が済まないとどんどんだめになりますね。
うちは母屋ほかに離れがあるんですが、
もうかなりあちこち傷んでしまって大変です。
こないだなんか空気入れ替えしようと思って部屋に入ったら、
リビングにヘビがニョロニョロ…。絶叫しました(汗)
思い出しただけで恐ろしいですが、
幸いマムシではなくアオダイショウだったので、
事なきを得ましたがヘビもよくわかってますね。
ともかく…。
雑草は特になんとかしたほうがいいです。
見た目が「空き家」になってしまうので危険です。
自分で草刈りできない場合は誰かにお願いするなどして、
キレイにしておくことをおすすめします。