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先日、広島県三次市の「ほしはら山のがっこう」に行って来ました。
ほしはら山のがっこうは廃校を利用した交流&宿泊施設です。
予約をすれば誰でも使えますよ!
特に、三次市民は体育館の利用料が半額になるなど割安で使えます。
私は「ここでキャンプイベントがある」ということで知ったのですが、
「学校」って名前だし、キャンプ場でもなさそうですよね。
最初は「ここは何をするところなの?」と思っていました(笑)
学校の正面入口はこちら。
今でも授業が始まりそうな趣を残していますが、
ここは元々、上田小学校という小学校でした。
2003年に廃校になったところを
NPO法人が交流スペースと宿泊施設として運営を始めたそうです。
こんな100周年記念のオブジェもあったので、歴史は長かったのだと思います。
ほしはら山のがっこうでできること
ほしはら山のがっこうは校舎と体育館、校庭を利用できます。
近隣では、農家民宿や田んぼで田植えなどの自然体験もできますが、
基本的には学校の敷地内が時間貸しで利用できます。
利用料金や細かいルールはこちらの公式ホームページを参照にしてください。
校舎
学校の施設がそのまま使われていますが、
それぞれ、きれいにリフォームされているようでした。
学校のトイレというとちょっと不安になりそうですが、
とってもキレイなので、夜中でも安心です。
この日も夜中ずっと廊下とトイレの電気はつけっぱなしでした。
私も夜中2:30頃目が覚めてトイレに行ったのですが、
明るいので誰も居なくても怖くなかったですよ(笑)
ちなみに、女子トイレの中はこんな感じです。
和式が2つ、洋式が1つです。
入り口と手洗い側はこちら。
ペーパータオルやハンドウォッシュ、掃除道具も常備されています。
トイレの横にお風呂もあって、
私もお湯を溜めて入らせてもらいました。
お風呂は入り口にカギがかからないのですが、
扉にある札の表示で判別します。
「男性が入っています」「女性が入っています」
「空いています」の3パターンの表示ができるので、
入る人に合わせて表示させておきます。
カギが無いので、女性だけで入るのはちょっと勇気がいるかもしれませんね。
ご主人やお子さんなどと、家族風呂として入浴されるのが安心かもしれません。
私はたまたまイベントで出会った女性と一緒に2人で入りましたが、
入浴リストで管理してあったので、かなり安心でした。
お風呂は利用ごとに料金は不要だったので、
校舎利用料に含まれています。
「なぜ学校にお風呂が?」という疑問は置いておいて(笑)
お風呂は意外と広くて、4~5人は十分入れます。
洗い場が4ヶ所、浴槽も約2m×2m四方はあったので、
3~4人までは同時に湯船に入れそうなくらいあります。
私たちも2人だと広々と使えましたよ。
アメニティも充実していて、
お風呂場にビオリスのシャンプーとコンディショナー、
泡のボディソープもあって、タオルだけでOKでした。
脱衣所にもイオンドライヤーが2つと洗面台が2つあって、
二人で同時に髪を乾かすのもスムーズでした。
掃除もきちんとされているようで、とてもキレイです。
ファンヒーターもあったので、
冬の寒い時期にはファンヒーターも付けられると思いますよ。
グループで宿泊するとしても、快適に過ごせると思います。
教室
教室は板張りではなくて、畳張りになっています。
板張りのイメージだったので、ガラっと開けて驚きました(笑)
↓こんな感じです。
7/25(水)10時台「ほしはら山のがっこう」では合宿体験施設で、夏休みの子ども達から大人まで、三次市上田町の自然を楽しめます(^^)そして、被災された小学3年生以上の子ども達を対象に支援活動もされていますので、ゆったりとした時間を過ごされたい方はぜひ問い合わせてみて下さいね(^^) #rccradio pic.twitter.com/RE2qy6vlHH
— RCCラジオカー【公式】 (@rccradiocar) July 25, 2018
しかも、畳の上にドーム型のテントが乗っていたので
「ええ?!」畳にテント?とさらに驚き(笑)
どうやら、いつもドーム型テントとテーブル&イスは
部屋に備え付けてあるようです。
この日は主催者さんが泊まれていましたよ。
校舎はこの教室2部屋を利用して宿泊できるようになっていて、
宿泊の定員は38名です。
合宿やイベントなどで利用することができます。
定員38名の割には、ちょっと狭いかな~という印象。
広さは12畳の教室が2つです。
校舎利用料
- 利用料 1人100円+施設利用料
- 利用時間 8:30~21:00(完全予約制)
- 宿泊 チェックイン15時以降
創作交流室
正面玄関を挟んで反対側には、家庭科の教室のような部屋があります。
自炊型のキッチンがついた多目的室で、
料理もできますし、モノづくりなどクラフト作業もできます。
黒板や演題(先生が立つテーブル)、生徒用の机とイスもあるので
集会や講座などもできるようになっています。
約20人くらいは座れそうでしたよ。
このイベントも飲食店オーナーさんが主催だったので、
創作交流室で芋煮やぜんざい、おつまみなどを作って振る舞ってくれました。
50~60人分くらいの調理も問題なく出来ていましたよ。
創作交流館の利用料
- 利用料 3,000円(2,000円・会員価格)/3時間
- 追加料金 500円/1時間
校庭
私は校庭にテントを張って宿泊するキャンプのイベントに参加したので
この日は写真のようにみなさんがテントを張って過ごしました。
校庭は中央は砂ですが、周辺に少し芝生の部分があります。
写真ではテントが張っているので狭く見えますが、
テントがなければかなり広々していますよ。
奥の体育館も使えるので、子供たちが遊んでいました。
「校庭だけ」の貸し切りの設定は無いようで、
原則15名以上で利用する場合は全館貸し切りになります。
全館貸し切り利用料(合宿やイベントなど)
- 日帰り 15,000円(10,000円・会員価格) 9時間まで
- 宿泊 20,000円(15,000円・会員価格) 24時間まで
- 追加料金 1,500円(1時間)10,000円(1泊)
裏庭
参加者が乗ってきた車は校舎反対側の裏庭のような空き地に置きました。
イベントで使う場合は、この空き地が駐車場に良いと思います。
奥に見えるのトイレです。
近くの見どころ
平田観光農園
果物狩りが楽しめる農園です。
特に秋はぶどうにりんご、梨など果物狩りが楽しい季節。
果物狩りだけでなく、アイスクリーム作りや缶詰つくり
アップルパイ作りなどの体験型ワークショップもやっていますよ。
ほしはら山のがっこうの場所・アクセス
- 住所 広島県三次市上田町388
- 電話 0824-69-2888
まとめ
ほしはら山のがっこうは廃校になった上田小学校を利用した
地域の交流スペースや宿泊施設です。
セルフサービス型なので、掃除も利用者が行います。
私たちもチェックアウト前に20分ほどの「掃除の時間」が設けられていて
各人が施設を掃除して帰りました。
私は主人と炊事場を掃除しましたよ。
そうやって利用者がいつも掃除して帰ることで、
キレイな施設が保たれているんですね^^
小学校の黒板やチョーク、ラーフルがすごーく懐かしかったのですが、
一番素敵だったのは、満点の夜空です。
ちょうどこの日は天気が良かったので、
天の川も見える星空が一面に広がっていました。
きっと一眼レフカメラを持っていけば、
キレイに撮影できると思いますよー。
私はスマホしかなかったのが残念です…。
実際、三脚を立てて星空を撮影している方もいました。
ちょっと敷地を離れると真っ暗なので、星空がよく見えるんですよ。
海外に行かなくても、こぼれ落ちそうな星空は
広島の三次で見えますよ(笑)
「ほしはら山のがっこう」の「ほしはら」は「星原」が由来です。
満天の星がキレイなので、上田小学校の校歌に
「星の原っぱ」という意味で「星原」という言葉が使われたとのこと。
ぜひ、あなたも満天の星空を見に行ってみてくださいね~