三次の鵜飼は歴史ある夏の風物詩~船頭さんに色々聞いてきました

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コロナ渦でのきなみ夏祭りやイベントが中止となる中、
広島県三次市で毎年夏に開催される三次の鵜飼は開催中で、
予約を受け付けているということだったので早速予約。

今回はワクチン接種後、2週間経過したということと、
県内ということ、屋外ということを踏まえて行ってきました。

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三次の鵜飼の歴史

詳しいことは何も勉強せずにお邪魔したのですが、
簡単な歴史は遊覧船に乗って川に出る前に説明があります。

三次の鵜飼は450年の歴史があり、
毎年夏の風物詩として観光客に人気の行事です。

450年と言えば戦国時代ですよね。
その頃からずっと続いているのってすごい!

昔は「漁業」としての鵜飼だったのでしょうね。

鵜飼は他の地域でも行われてますが、
三次の鵜飼の手綱はその中でも一番長いんだそうです。
約7mとおっしゃってました。

細い紐一本で鵜を操るのですから、
やはり鵜との信頼関係がないと難しいですよね。

毎年6月頃から開始されていて、
「みよし鵜飼まつり」からスタートします。
※今年はコロナの影響で中止になりました。

最盛期には川船が10船以上出ていたそうなので、
かなり賑わってたんでしょうね。

鵜を操る人を「鵜匠」と呼び、
船頭さんの話によると今は30代が1人、
40代が2人という少数精鋭でやっているそうです。

パンフレットに掲載されている歴史も大事ですが、
私は船頭さんに聞いた歴史というか昔話が面白かったです。

全て昔は。。。という枕詞がつきますが、
色々と面白いエピソードを教えてくれました。

「予約が取れんくらい盛況だった」
「川幅いっぱいに船が出るので鮎が川の端に逃げるので、
 近所の奥様がざるを持って飛び跳ねる鮎をつかまえていた」

「今はこの船着き場からの発着だけど、
 何箇所かあってそれを制覇するのがステータスだった」

こういうのって現地に行かないとなかなか聞けないことですよね。

今は豪雨になることが多くて、
そのたびに川底の様子が変わってしまうらしく、
思うようにコース取りができないという苦労があるそうです。

毎年、流れてきた小石などを取り除くための工事があって、
一応コース上の深さはキープされるようですが、
先日の大雨でコースがまた変わっていて大変なんだということでした。

今回も川の深さが浅すぎるので、
2人で漕ぎます~とアナウンスがありましたけど、
結局3人で漕いでくれることになりました。

竹竿1本で漕ぐというか川底に竹をついて、
全体重をかけながら押していくという感じですね。

本当に体力勝負だと思いました。

暗いのであまりうまく撮影できなかったのですが、
鵜飼の様子はあとで写真をアップしますね。

三次の鵜飼の概要

前述したように鵜飼は毎年6月上旬の、
みよし鵜飼まつりからスタートし9月10日まで行われます。

コロナや気象状況で変更になる場合もあります。

  • 鵜飼の場所 馬洗川
  • 開催時期 6月上旬~9月10日
  • 運行 雨天時以外毎晩
  • 予約 ネット&電話(下記参照)
  • 受付終了時間 19:00
  • 遊覧開始時間 19:30
  • 遊覧終了時間 20:45

予約方法&料金

予約方法はネットと電話で申し込むことができます。

料金は以下の通り。

  • 日~木 3,000円/小学生 1,500円
  • 金・土 3,300円/小学生 1,650円

食事も予約すれば遊覧船で食べることができるようですが、
今回私たちは頼みませんでした。
3,250円と1,950円のお弁当があります。

おそらくですがそこまでゆっくりと食べて、
鵜飼を見るには時間が短すぎるかなと思いました。
思った通り鵜を見るのに必死でした。

乗船場の様子や注意点など

乗船場には受付する場所と待合室があります。
まず受付(支払)を済ませましょう。

受付は19時までです。

その後少し時間がありますのでトイレを済ませておきましょう。
トイレは受付小屋の右横あたりに簡易トイレがあります。

遊覧船の準備ができたら案内がありますので、
階段をおりて乗船します。

結構段数があるのと船に乗るときは揺れて不安定になり、
足の悪い方は気を付けたほうがいいと思いました。

鵜飼の様子

今回、鵜飼の時間直前にかなり雨が降ってきまして、
これは濡れるの覚悟だな~と思っていたら、
なんと奇跡的に出発前に雨がやみました。

万が一、雨が降っても船にはカッパも用意されているそうです。

時間になると「船着き場におりてください」と案内があります。
特に乗る順番などは指定されませんでした。

船は真ん中にテーブルがあって食事もできるようになっています。
船に乗ったら「三次の鵜飼」の歴史などを係の人が説明してくれ、
今回は吉本興業の「広島住みます芸人」の「藩飛礼」のお二人が登場!

愉快なトークで盛り上げてくれました。
観客はたった4人なのに一生懸命話してくれましたよ!
トークもさすがプロだな~という感じ\(^o^)/

写真も撮ったのですが肖像権の問題があると思うので割愛。

そしていよいよ出発です。
今回は3人の船頭さんが船を漕いでくれます。

その船頭さんの一人が色々話してくれたのですが、
強風が吹くと橋に当たって下に吹きこむらしんです。

その時は船が揺れて大変なんだ~と。
そしてたまにですが船から落ちる人もいるので、
川に落ちたら座布団をこんなふうに使ってね!ということでした。

従来は1つの遊覧船に乗る人数は11人ですが、
コロナ渦なのでは現在は6人にしているそうです。
確かに10人だと密になると思いました。

私たちが行った時は他にもう1組(2人)いて、
計4人だったのでいい感じでした。

先に遊覧船が出発し、少し行ったところで待ちます。
しばらくすると鵜舟が追いついてきました。

かなり明るい照明をつけて鮎をびっくりさせて、
鵜がその鮎を丸飲みするんですが、
最近は獲れないこともあるんですって!

今回は何度か獲れてたみたいです~。

しかしこの鵜舟、結構幅も狭くバランスを取るのが難しいじゃろーね。
前に進みながら鵜を操って…なので大変だと思いました~。

乗船場から三次の有名な赤い巴橋の下をくぐり、
少し行ったところでUターンして戻ってきます。

コロナ渦でなければ鵜飼さんとのお話や、
鵜を見せてもらうこともできたようですが、
残念ながら今回は中止になりました。

その代わり最後に鵜が獲った鮎を見せてくれました。

近くで見ると結構大きな鮎も!

これで終了です。

鵜飼遊覧船の場所とアクセス方法

遊覧船の発着場所とアクセス方法は以下の通りです。

発着場所へは車が便利です。
徒歩でもいけますが結構歩きます。

場所は広島県三次市十日市親水公園内・鵜飼乗船場です。

  • 中国自動車道 三次ICから約15分
  • 尾道松江道 三次東ICJから約15分
  • 芸備線三次駅から徒歩で約15分

この地図ではわかりにくいので補足しますが、
以下に書いているように公園への入口が狭いので、
Aの方から行くと左折するのはかなり難しいです。

Bのルートを通っていきましょう!

ココスの先を左折して川までは一本道です。

どんつきを左折します。
超ボケました。

すぐに河川敷にある公園に入る道があります。

駐車場は50台分ありますので、
イベントなどがない限り問題ないでしょう。

まとめ

いや~今回はちょっと悩んだのですが、
例年だと予約が取りにくいということで行ってきました。

初めて行く場所なのでちょっとわかりにくかったですが、
要所要所に案内看板がありますので王道の道を通っていきましょう。

三次の鵜飼は広島県無形民族文化財に指定された
とっても歴史あるものです。

一度は見てみたかったので行ってよかったな~と思います。
土日はお値段も少しアップしますし混み合うかもしれないので、
可能なら平日の方がゆったりしていいかなと思いますよ。

一度船に乗ったらトイレはありませんので、
必ず事前に行っておくことをおすすめします。

 

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